こだわりのめっき部門

品質管理

めっきとは金属などの個体表面に金属(弊社の場合、Zn、Ni、Sn)を成膜させる技術です。まためっきの目的は、耐食性、機能性、装飾性とありますが、弊社は耐食・機能めっきを行っています。よってクレーム(不良)とは耐食・機能を満足できていないものとなります。ではどうしたらクレームを受けないめっきができるか?答えは「当たり前の管理」でした。
品質に関する管理は以下の3つにより成り立ちます 。

めっきの浴槽に入れる必要な化学薬品を分析・数値化・維持することは品質の安定につながります。この数値管理こそが高水準で安定した「品質の良いめっき」となります。弊社はめっき部門を立ち上げた1990年代よりこの数値管理に取り組んでおります。

 めっきの種類によって月1回、週1回など頻度は違いますが、実績を基に数値のチェックを定期的に行います。

 一方、浴槽につけた「製品」についても「膜厚」をチェックすることで、品質管理をいたします。浴槽から上がってきた製品の抜き取りチェックをします。膜厚は見た目ではわからないため膜厚計を使用し、数値によるチェックを行っております。2010年、ケイ光X線膜厚計を導入したことでより精密なチェックをすることが可能になりました。

熱処理によるめっき密着試験も実施いたします。

密着試験とは、素材及び下地めっき層と上部めっき層の間が隙間なく密着しているかどうかを確認する試験方法です。
JIS 8504の規定は、国際規格ISO 2819とそれに属さない試験項目から成り立っています。
その方法は、熱試験、引張理試験、ヤスリ試験、エレクセン試験、碁盤目試験等々数十種類あり、素材とめっきの種類によって、使い分けています。
弊社アルミ素材上のニッケル-スズめっきでは、熱試験を採用し、150℃×30分の熱処理を行うことによりアルミ素材とニッケルめっき層あるいはニッケルめっき層とスズめっき層の間にガス(酸素/水素/空気等)の層があると、その気体が膨張し、フクレが生じます。これが密着不良となり、外観検査で分かると共に、熱処理の効果でスズの表面が滑らかになりウィスカーの発生対策となります。

定期的に後処理液の管理の1つとして塩水噴霧試験を外部(薬品メーカー)
に依頼してチェックしています。

塩水噴霧試験とは

 めっきや塗装表面の耐食性を調べる促進試験方法の一つです。
耐食性促進試験方法はJIS 8502に規定されており、中性塩水噴霧試験/
酢酸酸性塩水噴霧試験/キャス試験/コロードコート試験/亜硫酸ガス試験等があります。通常、亜鉛めっきでは、中性塩水噴霧試験を用い35℃の雰囲気中で塩化ナトリウム溶液を規定濃度圧力で噴霧し、噴霧時間は、各メーカー部品により異なるため、図面の確認が必要となります。評価は、各部品の規定時間(8Hr/16Hr/24Hr/48Hr/72Hr/120Hr/168Hr/200Hr/240Hr/480Hr/720Hr)行った後、めっき表面の白錆/赤錆の状態を腐食率で表します。

検査をした製品には必要な場合は検査成績書を作成致しますのでご相談下さい。

  しかし、どんなにチェックしても時としてヒューマンエラーによる不具合、故障等が発生します。
 内海工業では品質会議を月1回行い、不具合が出た場合、不具合内容の分析と再発防止策を立て、対策内容を社内報などで共有します。なお、品質会議は不具合の分析・対策を立てるだけでなく、社内の品質に関する意識向上にもつながっております。

ISO14001 ISO9001の取得

2004年よりISO14001を認証取得いたしました。その際に今まであったマニュアルを全て見直し、「管理の見える化」を徹底しました。その結果、作業にモレがなくなり、より品質向上になったことと、同じ品質でも薬品の使用比率が大幅に削減できたことでコストダウンにもつながり、環境にも良く、品質にも良く、コストにも良い方向へ進んでいます。

さらに2008年6月 ISO9001(品質保証)を認証取得いたしました。その時から品質会議など組織管理が始まりました。また各槽のチェックの見える化を徹底しています。 チェックリストで管理を行います。